しかりべつ湖コタンは、今から38年前に始まった雪と氷を使ったイベント。
厳冬期、全面結氷した湖の上を会場として、雪のブロックを積み上げて作る、イグルーという建物を作り、村に見立てて楽しむイベントです。
1980年から始まって、今年で37回目を迎える冬の村。受け継いだ技を磨き続けます。
湖上に建つ、幻想的な建物群
湖上に建つイグルー
然別湖のイグルーは、
かまくらではありません。
イグルーとは、雪のブロックを積み重ねて作る建物。
日本の伝統的な『かまくら』とは、全く違います。
イグルーは本来、北極圏にいる北方民族が狩猟のための仮小屋として使っていた建物の名前。
構造も異なる建物ではあるが、彼らのイグルーをモチーフにしたため、イグルーと呼び続け、建設は、40年も前から続いています。
目的別にイグルー色々
陸上に作る巨大なイグルーには、カウンターのある部屋があり、昼間はカフェ、夜はバーとして利用できます。
観光イベントなので、夜もご家族で楽しめます。
そのほかに、氷のグラスを作るアイスファクトリーや、コンサートをするホールもあります。
湖上には、世界唯一の氷上露天風呂をはじめ、宿泊体験のできるアイスロッジしばれの楽しさを実感するためのジオパークイグルーなどがあります。
他にも色々な湖上イグルーなどを作ります。
なぜ 然別湖なのか。
寒さと若さが生み出した世界
北海道に暮らす人々の冬の生活にとって厄介な『寒さ』と『雪』。2つの冬の恵みを、楽しむ為に活用。 訪れる人も少なく、閑散とした真冬の然別湖に、地元の若者たちが築き始めた自由の空間。冬の幻の村は、36年目の挑戦に入ります。月日は流れ、毎年進化を続ける村の姿。創設した皆さんの意思を受け継いだ私達が、今年も村を立ち上げます。
降り積もった雪を固め、数万個の雪のブロックを作り、積み上げて巨大な建物を作ります。
私達はこの建物を北極圏に住むエスキモーやイヌイット達の氷の家になぞらえて、『イグルー』と読んでいます。北方民族の生活の知恵として生み出された『イグルー』に敬意を払いつつ、より美しく、大きく進化したイグルー群をご覧ください。
1985年の北海タイムス(新聞)より
然別湖だからこその着想
北海道のほぼ中央『大雪山国立公園』の南端に位置する湖。
国立公園の特別地域にも指定されている区域で、太古より
受け継がれてきた豊かな自然が今なお色濃く残る豊かな環境です。
海抜標高804m 周囲13.8km 最大水深98.5mの湖です。
水温の低い貧栄養湖のため透明度が高く、2013年7月の独自調査では、19.4mの透明度を記録。これは現時点での国内最高の透明度です。
清く澄んだ水の中で、数万年にわたり進化を遂げてきた魚『ミヤベイワナ』が生息しているのは、地球上で然別湖だけです。火山活動がもたらした大きな変化の中で、奇跡的に誕生した湖と、独特な自然環境が広がっています。
誰もやっていないから始めた
ここでしか見られない空間
私達は国内外から訪れる様々な人に、然別湖の素晴らしい自然と自然を利用した造形美をお届けしたいと思っています。しかりべつ湖へお越しの際は、是非とも、見て、触れて、楽しみながら冬の自然とふれ合ってください。
スウェーデンでイグルーを作る、当時のスタッフ。 90年代
数々の失敗が生み出した宝物
しかりべつ湖コタンは30年以上の積み重ねの上に成り立っています。
それは全てがオリジナルであり、人の真似が嫌いだった先輩方から受け継がれた然別湖の遺伝子。数々の経験の上に、今の然別湖コタンは成り立っています。彼らの生み出した技術の全てをつぎ込んで、今年の然別湖に新しく生まれるコタンの姿を楽しんでください。皆さんの楽しむ様子から、新しい挑戦が始まります。
大の大人の本気遊び!
十勝連邦共和国建国記念式 1987年2月
だから
しかりべつ湖コタンは楽しい。
然別湖コタン実行委員会
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北海道 河東郡 鹿追町 北瓜幕 無番地
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